矯正中は笑顔になれるか、矯正治療後の笑顔に変化が出るのかなど、人と接する機会の多い方なら気にされます。目立ちにくい矯正器具を選択されれば治療中でも笑顔になれますし、矯正治療後にはスマイルラインも改善し、より笑顔が魅力的になります。
理想の笑顔とは
笑顔に必要ないくつかのポイントがあります。理想の笑顔とは、どの角度から見ても美しい印象を持たれる審美性が大切です。
1. 笑顔の重要性
- 笑顔は第一印象や対人関係における重要な役割がある
- 自信と心理的効果
2. 理想の笑顔の特徴
- バランスの取れた歯並び
- 笑うと適切な量の歯が見える
- 唇の線との調和
3. 矯正治療と理想の笑顔
- 矯正治療で歯並びが整うとが笑顔に良い影響がある
- 見た目と機能のバランスをとる
4. 個性を活かした笑顔
- 画一的な「完璧」な笑顔ではなく、個性を大切にする重要性
- 患者さんの希望や顔の特徴に合わせたアプローチ
5. 笑顔の維持とケア
- 矯正治療後のケアにより歯をきれいに保つ
- 定期的なメンテナンスで歯のチェックとクリーニングを受ける
6. 心理的な側面
- 笑顔に自信を持つことの重要性
- 矯正治療が自尊心に与える影響
矯正すると笑顔が変わることはある?
歯並びに関する様々なお悩みを抱える方はおられます。
- 歯並びで揃っていない部分がある
- 食べ物が噛みづらい
- 歯磨きが届きにくい部分がある
矯正に躊躇する理由
お悩みがあるため歯列矯正に興味を持たれても、下記の理由から二の足を踏む方がおられます。
- 保険適用外の自費であるため費用がかかる
- 人と接する職業柄、矯正器具が見えないようにする必要がある
- ネットの情報を見てデメリットが怖い
裏側矯正(舌側矯正)で治療を行うと、歯の表側ではなく裏側にブラケットという矯正器具を装着し、ワイヤーを通して歯を動かします。大きくお口を開けて上を向かない限り、裏側矯正は周囲の人に気づかれませんし、見た目の笑顔も変わりません。
歯並びを整える以外の矯正の目的
また、歯列矯正は悪い歯並びを綺麗に整えるのみではありません。上下の歯並びの噛み合わせを改善することがとても重要です。
- 噛み合わせが悪いと左右に偏りが生じ、顎関節症になるリスクがある
- 咬合力が均等に働かなければ特定の歯を弱らせダメージを受けやすい
噛み合わせや歯並びを改善すると顎関節のリスク、虫歯や歯周病のリスクを減らせます。定期的に歯科医院でメンテナンスを受診すると、長く自分の歯で噛むことが出来る可能性が高まります。
矯正後の笑顔を更に魅力的にするためには
噛み合わせやスマイルラインを意識して矯正治療を行うと、お顔の印象が明るくさらに魅力的になります。口角を上げて笑うと上の前歯が見えますが、その前歯の先端を繋いだ線をスマイルラインと呼びます。下唇のラインに沿うようなゆるやかなカーブになっているのが理想的です。スマイルラインが整っていると、口元を気にして笑っていたのが気にならなくなり、より自然な笑顔が生まれます。
矯正治療しつつトレーニング
矯正器具の種類にもよりますが、マルチブラケットの矯正(表側矯正、審美矯正、裏側矯正)を行うと、固い食べ物を控えることがあります。筋肉が落ちてしまうとお顔のたるみという原因になるため、口腔機能をトレーニングしてあげるのが効果的です。
オーラルフレイル体操
お口回りの筋肉を意識しながら、大きく口を開けて「うー、いー」と思い切り口をすぼめて横に広げて唇の運動をし、その後、頬を膨らませてぶくぶくしたり、舌を動かすという運動があります。オーラルフレイル(口腔機能の衰え)のための運動ではありますが、若い方でもトレーニングをすると表情がより良く見えます。詳しくは下記をご参照ください。
まとめ
歯列矯正は自由診療であるため、矯正歯科を行っているクリニックにより取り扱いの矯正装置が異なります。同じ治療法でも、各院で費用や治療方針などが異なりますし、症例経験が豊富な担当医の方が理想の歯並びに近づきやすいです。患者さんご自身が治療を終えて治療をやってよかったと笑顔になれるような矯正治療を行いましょう。