口の中のネバつきはとても不快で気持ち悪いものですよね。朝起きた時や集中している時の口の中のネバつきが気になることはありませんか?なぜ、ネバつきが起こるのでしょうか?
口の中のネバつきの原因は?
お口の中がネバついて気になる方は以下のような症状はありませんか?
- 睡眠中に口呼吸していませんか?
- 唾液が不足して口の中が乾燥していませんか?
- ストレスを抱えていませんか?
- 歯周病が進行していませんか?
お口の中がネバネバする原因は主に細菌です。何らかの理由で口の中の細菌が増殖し、細菌によって粘りのある成分を作り出します。その粘り成分によって口の中がネバつきます。その細菌には、虫歯菌や歯周病菌なども存在します。
また、唾液の分泌量の減少も原因のひとつです。緊張したり何かに集中していると、お口の中がネバネバしてくると思います。その原因は、唾液の分泌量の減少です。通常、口腔内に唾液が流れることで自浄作用が働き、細菌を殺菌し口の中をきれいに保つことができます。加齢によっても唾液の減少は考えられますが、何らかの病気が原因で減少することも考えられます。
口の中のネバつきの主な原因
1. 唾液の分泌量の低下
唾液の分泌が少なくなると、口内が乾燥してネバつきやすくなります。加齢やストレス、薬の副作用が原因となり、特に口腔内が乾燥しやすい状況が続くと、ネバつきを感じやすくなります。
2. 口呼吸の影響
口で呼吸をすると、口の中が乾燥しやすくなり、ネバつきが生じます。鼻詰まりやアレルギーが原因で口呼吸になっている場合も、唾液の量が減少しやすくなります。
3. 糖分の多い食べ物・飲み物の摂取
甘いものや酸性の飲み物を摂取すると、口の中で酸が生成され、ネバつきが強くなることがあります。これらの食品がプラークの蓄積を引き起こし、口の中の不快感やネバつきにつながります。
口内のネバつきの対処法は?
1.口の中の細菌を取り除く
歯磨きやうがいをすることで、お口の中の細菌の量を減らすことができます。その結果、粘つきをおさえることができます。しかし、それだけで改善しない場合は歯周病の可能性も考えられますので、歯科医院へ受診することをおすすめします。
2.唾液の分泌を促すには
「噛む」ことで唾液腺を刺激し、唾液を分泌しやすくなります。さらに唾液線を刺激するようなマッサージも効果的です。また、適度に水分補給することも大切です。口の中が乾燥状態にあると細菌の増殖をまねきますので、常に口の中が潤っている状態を保つようにしましょう。
口の中のネバネバの予防法は?
1.セルフケア
基本のブラッシングは、歯と歯茎の境目を気にしながら丁寧に磨きましょう。それ以外に歯間ブラシやデンタルフロスも活用することで、さらに口腔内の環境を良好に保てます。特に寝る前の口腔ケアが大事になりますので、しっかり丁寧に磨くようにしましょう。
2.唾液がでるような食事を
よく噛むことで唾液が分泌されるので、噛みごたえのあるものをしっかりと噛んで食事をするように心がけましょう。あとは、酸っぱい物を食べて唾液の分泌をうながすことも効果的です。食事以外では、ガムを噛むことも有効です。
食物繊維が豊富な野菜や硬い食材を食べると、噛む動作が増え、唾液の分泌が促進されます。生野菜やリンゴなどは、口内の清掃効果もあり、ネバつきの軽減に効果的です。
3.ストレスをためない
ストレスが溜まりイライラすると、唾液の分泌が低下してしまいます。ストレスを溜めないよう適度に発散するようにしましょう。
4. 十分な水分補給
こまめに水を飲むことで、口の中の乾燥を防ぎ、ネバつきを軽減することができます。特にカフェインやアルコールの摂取後は、これらが利尿作用によって体内の水分を失わせるため、意識的に水分を補給することが大切です。
5. ガムや飴を利用して唾液の分泌を促進
無糖のガムや飴を噛むことで、唾液の分泌が促され、口の中のネバつきを和らげる効果があります。特にキシリトール配合のガムは、虫歯予防にも役立ちます。
6. 口腔内の保湿
ドライマウス用のスプレーやジェルなどの製品を使用して、口腔内を保湿することで、ネバつきを緩和することができます。特に夜間の乾燥対策として、保湿ジェルを寝る前に使用することも効果的です。
口の中のネバつきに関するQ&A
細菌の増殖が主な原因で、細菌が粘りのある成分を作り出し、それが口の中でネバつきを引き起こします。また、唾液の分泌減少もネバつきを引き起こす要因の一つです。
口内で細菌が増殖すると、粘りのある成分を作り出し、これが口の中でネバつきを引き起こします。虫歯菌や歯周病菌も増殖する可能性があります。
歯磨きをすること、唾液の分泌を促すために噛むこと、適度な水分補給をすることなどが有効です。また、ストレスを溜めないようにすることも重要です。
まとめ
お口の中のネバつきは、細菌の増殖によるものや唾液の分泌量によって引き起こされています。その対処法として、口腔内を清潔に保つよう、毎日のセルフケアや歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが欠かせません。
あとは、噛み応えのある物を食べるようにするとか、ガムを噛む、ストレスをためないような生活をするなど、唾液の分泌を促すような対策が必要です。