「入れ歯ってずっとつけていてもいいの?」
「1日の間でつけたり外したりした方がいいの?」
入れ歯を使い始めて、付けっ放しにしても良いのか、どのくらいの頻度で付け外しをしたら良いのか、迷われる方もおられると思います。
入れ歯のつけっぱなしは衛生的に問題があり、歯周病や口臭の原因になるため、夜は必ず外すようにしましょう。
※担当の歯科医師から入れ歯を付けて寝るようにと指導があった場合は、それに従って下さい。
目次
入れ歯を長時間つけたままにしても大丈夫?
基本的には、長時間つけっぱなしにすることは推奨されていません。なぜなら、歯茎や口腔内の組織に負担がかかり、健康リスクが増すからです。
入れ歯は食事や会話をサポートするために作られていますが、24時間つけたままにしておくと、歯茎の血行が悪くなり、細菌の繁殖を助ける結果になってしまいます。そのため、入れ歯を使用しない時間を設け、口腔内を休ませることが重要です。
入れ歯は付けたまま寝てもいいの?
外すのが面倒くさくて入れ歯をつけたままで寝てしまう方がおられますが、入れ歯は寝る前に必ず外しましょう。
1.小さな部分入れ歯は外れて飲み込む危険がある
1本分の歯をカバーするための部分入れ歯はごく小さなものですので、寝ている間に自然に外れて飲み込んでしまうリスクがあります就寝中は入れ歯を外していただくことで、飲み込む危険はなくなります。
2.歯茎の粘膜や顎を休ませる→口内炎の予防に繋がる
入れ歯とつけると、歯茎の粘膜や顎が圧迫された状態になります。そのため入れ歯を付けたままで眠ると、入れ歯がずっと歯茎に当たったままになり、口内炎になることがあります。
口内炎になると完全に治るには1週間程度かかり、その間は痛くて入れ歯が付けられないかもしれません。そのようなリスクを避けるためにも、寝る時は入れ歯を外しましょう。
3.入れ歯を付けたまま寝るとお口の中の細菌が増える
睡眠中には唾液の分泌が減りますのでお口の中が乾いた状態になります。お口の中から唾液が減ると、唾液の抗菌作用や洗浄作用が働かなくなり、細菌が増えてしまいます。
入れ歯の床の部分には特に細菌が繁殖しやすいため、寝る前には入れ歯を外すようにしましょう。
夜寝る前は入れ歯を外してきれいに洗って保管するのが基本
入れ歯を外しておくべきタイミングとは?
入れ歯は一日中つけっぱなしにすることを避け、以下のようなタイミングで外しておくことが望ましいです:
- 夜寝る前・・口腔内をリラックスさせ、歯茎の健康を保つために、寝る前には入れ歯を外し、専用の洗浄剤で清潔に保ちます。
- 食事後・・食べ物のカスや歯垢が溜まることを防ぐために、食後はできるだけ入れ歯を取り外し、入念に歯磨きを行います。
- 健診の前後・・定期的な健診時には、入れ歯の状態をチェックしてもらい、必要に応じて調整やクリーニングを受けましょう。
夜の入れ歯のお手入れ方法
入れ歯は毎晩就寝前に外してきれいに洗います。その後、入れ歯が乾燥しないように水または入れ歯洗浄剤の液に漬けて保管します。
市販されている入れ歯洗浄剤を使用することで、入れ歯についた細菌を取り除き、汚れの除去にも役立ちます。ただしつけ置きだけではきれいになりませんので、その前にブラシで洗うことが必須です。
※入れ歯洗浄剤を使う前に、パッケージの使用上の注意を必ずお読みください。
入れ歯を外さないとどうなるの?
入れ歯の歯茎の部分は樹脂で出来ていますが、樹脂は水分を含む性質があり、表面に目に見えないくらいの小さな穴がたくさんあります。その部分には細菌がつきやすく繁殖しやすいため、樹脂の部分はよりていねいに洗う必要があります。
入れ歯が汚れたままだと、お口の中に細菌が増え、虫歯や歯周病の原因となったり、誤嚥性肺炎を起こす原因となることもあります。
- 口内炎が出来る・・入れ歯が歯茎や頬の内側を刺激し、口内炎が発生することがあります。
- 入れ歯のフィット感の低下・・長期間使用していると、歯茎や顎骨の形状が変わり、入れ歯がうまくフィットしなくなることがあります。このような場合、入れ歯の調整が必要です。
- 口臭が強くなる・・歯垢や細菌が溜まることで、口臭が強くなる可能性があります。特に、夜間入れ歯を外さずに寝てしまうと、口内環境が悪化しやすくなります。
入れ歯を毎食後に外して洗う必要はある?
入れ歯は食事や間食の後には外してていねいに洗うのが理想的です。
でも、「えっ、外出先では入れ歯を外して洗ったり出来ないよ!」という方が殆どだと思います。
仕事中などの外出先ではなかなか外して洗う時間や場所がない場合は、無理に洗わなくても大丈夫ですので、夜寝る前に外して1日分の汚れを丁寧に洗いましょう。
入れ歯は毎食後外して洗う?
- 無理に外出先で外して洗わなくても大丈夫
- その代わり夜は丁寧に洗いましょう
昼間に入れ歯を外す時は?
入れ歯を外す際には、落として割ったり破損しないように気をつけましょう。洗面所で外す時は、洗面台にタオルを敷いたり水を張っておくと、誤って入れ歯を落とした時にも入れ歯が壊れることがありません。
昼食後などで一度入れ歯を外して洗いたい場合は、ブラシで洗うか、外出先では流水で指で軽くこすって洗います。
入れ歯を外して洗った後、その日はもう装着する予定がない場合には、入れ歯を乾燥させないためにコップなどに水や入れ歯洗浄剤の液を入れて、その中に入れ歯を漬けて保管します。
外で入れ歯を外した時は
- 落とさないように気をつけて洗いましょう
- 外したままにするなら乾燥させないように水につけて保管
入れ歯はつけっぱなしにした場合に関するQ&A
入れ歯を食事や間食の後には外して丁寧に洗うのが理想的です。しかし、外出先ではなかなか外して洗う時間や場所がない場合は、無理に洗わなくても大丈夫です。夜寝る前に外して1日分の汚れを丁寧に洗いましょう。
入れ歯を外す際には、落として割ったり破損しないように気をつけましょう。洗面所で外す時は、洗面台にタオルを敷いたり水を張っておくと、誤って入れ歯を落とした時にも入れ歯が壊れることがありません。昼食後などで一度入れ歯を外して洗いたい場合は、ブラシで洗うか、外出先では流水で指で軽くこすって洗います。入れ歯を外して洗った後、その日はもう装着する予定がない場合には、入れ歯を乾燥させないためにコップなどに水や入れ歯洗浄剤の液を入れて、その中に入れ歯を漬けて保管します。
入れ歯は寝る前に必ず外すべきです。入れ歯をつけたままで寝ると、入れ歯が飲み込まれるリスクや口内炎の発生リスクがあります。また、寝ている間に細菌が増える可能性もあります。入れ歯を外して寝ることで、これらのリスクを回避しましょう。
まとめ
入れ歯をつけたままにすると、お口の中に細菌が繁殖しやすくなって虫歯や歯周病を引き起こす原因になります。
毎食後に入れ歯を外して洗うのが理想的ですが、仕事などで洗えない場合は夜だけでも丁寧に洗って、就寝中は水や入れ歯洗浄液に漬けておきましょう。